ズンちゃんと夜勤

ズンちゃんは、今ヘルパーさんとして見習い中である。

経験もないやっと20歳の誕生日を迎えたばかりのあどけない

少女(?)である。

一人立ちするまで先輩のヘルパーさんが指導にあたっている。

昨日は2回目。

今度の夜勤は看護師とズンちゃんと二人の夜勤になる。

ズンちゃん一人の初デビューは私とあたっている。

昨日の夜勤は先輩に指導されながれの2度目の夜勤だった。

「ズンちゃん、指導されるのはこれで最後よ!今度はあなた一人だからね。手際よくやらないと終わらないし、看護師さんに迷惑かけるのよ。
今日やったことおさらいしてみ。」

先輩のヘルパーさんに言われていた。

「えーと、・・をして、その次に・・で・・」

ズンちゃんはしっかり覚えていた。

側で聞いていた私は「そうだよズンちゃん」と思いながら

先輩に聞かれている事に答えている彼女に耳がダンボになっていた。

うん。ズンちゃんは仕事の手順は覚えている。

しかし、あっちこちでつっかかるんだよな・・・

純粋な彼女をみていると自分のずーっと前の若い頃を思い出す。

患者さんに言われたことすべてに答えようとする。

この気持ちはとても良いことだけど

これをしていたら仕事が終わんないんだよね。

患者さんの我儘をいちいち聞いていたら限がないんだよ・ズンちゃん。

気持ちはわかるけどね。

今直ぐしなくてもいい事と、直ぐしなければならない事があるよね。

それ判断を身につけなくてはね。

ちょっと待って、とばかり言いたくないけど、今優先する事は何?

今度の夜勤でじっくり教えるよ、さとちゃんは優しいけど厳しいよ!
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